1910年発行のエドワード7世ソブリン金貨は、オーストラリア・シドニー造幣局で製造されたもので、下部に刻まれた「S」ミントマークによって識別されます。エドワード7世在位最終年の発行であり、歴史的にも意義深い年号です。
表面には、ジョージ・ウィリアム・デ・サールによってデザインされた国王エドワード7世の右向き肖像が刻まれています。裏面には、ベネデット・ピストルッチによる象徴的な「聖ジョージと竜」の構図が採用されており、英国ソブリン金貨伝統の意匠が継承されています。
本品はPCGS鑑定でMS63と評価されており、未使用の状態でありながら、全体にわたって優れた光沢と細部のシャープさを保っています。シドニー鋳造の1910年ソブリンは、収集性と市場性の両面において人気の高い金貨です。