1820年ジョージ3世ソブリン金貨 PCGS MS61

1820年発行のジョージ3世ソブリン金貨は、ジョージ3世治世最後の年に製造された英国王立造幣局の公式金貨です。1820年は在位最終年であり、この年銘のソブリンはジョージ3世シリーズの最終発行として特に収集価値が高いことで知られています。

表面には、国王ジョージ3世の右向き肖像が刻まれており、彫刻はベネデット・ピストルッチによるものです。裏面には、イングランド・スコットランド・アイルランドの王室紋章を組み合わせた盾形デザインが配され、同じくピストルッチによって制作された英国初期ソブリン特有のクラシカルな意匠が特徴です。

本品はPCGS鑑定でMS61と評価されており、未使用に近い状態で主要なディテールと光沢が良好に残る高グレードの個体です。1820年ソブリンは発行数が少なく、最終年号という歴史的背景からも、英国近代金貨の中で特に高い人気を誇ります。