クラウン銀貨とは?基本スペックと旧貨幣制度での位置づけ

クラウン銀貨の定義と額面
クラウン銀貨(Silver Crown)は、イギリス旧貨幣制度における5シリング(60ペンス)、すなわち1ポンドの4分の1に相当する額面の銀貨を指します。 「クラウン」という名称自体は金貨にも使われていましたが、コレクターが「クラウン銀貨」と言うときは、一般的にこの大型銀貨シリーズを指します。
旧制度の表記では、1ポンド=20シリング=240ペンスとされており、その中でクラウンは「5シリング」という、決して日常的ではないが記念性のある高額銀貨というポジションでした。 そのため、実用というよりは「格式のある額面」として扱われることが多く、王室行事や記念イベントなどとの相性が良い額面でもありました。
イギリス旧貨幣制度の全体像については、1ポンド=240ペンス?イギリス旧貨幣制度の全て|ペンス・シリング・フローリン・クラウン・ソブリンまで完全解説でも詳しく解説していますので、あわせてご覧いただくと理解がより立体的になります。
サイズ・重量・銀品位の基礎データ
クラウン銀貨の魅力の一つは、その「大型でずっしりした存在感」です。時代や発行目的によって多少の差はありますが、19世紀以降の代表的なクラウン銀貨では、 直径約38mm、重量約28g前後というスペックがひとつの目安になります。
| 項目 | 代表的なスペック(19〜20世紀クラウン) |
|---|---|
| 額面 | 5シリング(1/4ポンド) |
| 直径 | 約38〜38.6mm |
| 重量 | 約28.3g |
| 銀品位(〜1919年頃) | スターリングシルバー(銀92.5%) |
| 銀品位(1920〜1946年頃) | 銀50%前後 |
| 1947年以降 | 白銅(銅ニッケル)など非銀素材が中心 |
コレクターの感覚としては、同じイギリスコインでもソブリン金貨に比べて一回り以上大きく、「手のひらで模様をじっくり眺められる銀のキャンバス」のような印象を受ける方が多いです。
£・s・d旧貨幣制度の中での位置づけ
デシマル化以前のイギリス通貨は、「ポンド・シリング・ペンス(£・s・d)」という、現代から見るとやや複雑な体系でした。 1ポンド=20シリング=240ペンスという関係の中で、クラウン銀貨は5シリング=60ペンスという位置づけになります。
日々の生活では、6ペンス・1シリング・2シリング6ペンス(ハーフクラウン)など、より小さい額面の方が実用的でした。 そのためクラウン銀貨は、大型で格調高い一方で日常の支払いにはあまり使われず、「大きくて見栄えのする高額銀貨」として特別な存在になっていきます。
ソブリン金貨や5ポンド金貨との関係を整理したい方は、〖完全保存版〗ソブリン金貨とは?や 〖基礎知識〗ソブリン金貨と5ポンド金貨の関係とは|初心者向けイギリス金貨入門ガイドも参考になるはずです。
編集部の視点: 収集歴1年未満の方にとっては、「クラウン=5シリング=1/4ポンド」という位置づけを一度図解で押さえてしまうと、他の額面(ハーフクラウンやフローリンなど)の理解もぐっとスムーズになる印象があります。
クラウン銀貨の歴史年表:誕生から記念クラウン、現代5ポンド銀貨まで

銀クラウン誕生とハンマーコインの時代
クラウンという額面は、もともと金貨として登場しましたが、16世紀半ばに大きな転機を迎えます。 エドワード6世の時代に、それまでの金クラウンと同じ5シリングの価値を持つ「銀クラウン」が登場し、大型銀貨としての歴史が始まりました。
初期のクラウン銀貨はハンマーで打たれたコインで、平らさや円形が不揃いなこともしばしばでしたが、それだけに素朴な味わいもあります。 その後、機械による鋳造が進み、17世紀以降は現在のような整った円形・均一な厚みのクラウン銀貨が一般的になります。
金本位制以降とヴィクトリア女王のクラウン
19世紀に金本位制が整えられると、クラウン銀貨は「日常に使うにはやや大きすぎるが、価値の裏付けが明確な大型銀貨」として位置づけられます。 ヴィクトリア女王時代には、若い肖像のクラウンや、世界一美しい銀貨と評されるゴシッククラウンなど、コレクターの心をつかむデザインが多く登場しました。
特にゴシッククラウンは、ヴィクトリア女王即位10周年を記念して発行されたもので、繊細なゴシック体の銘文と優雅な女王像が特徴です。 ゴシッククラウンについては、既に別記事で詳細に解説していますので、より踏み込んで学びたい方は 〖今さら聞けない〗ゴシッククラウン銀貨の全種類を徹底解説!をご覧ください。
なお、銀貨全体の銀品位は20世紀初頭にかけて徐々に引き下げられ、一部のクラウン銀貨も例外ではありません。 「同じクラウンだからすべてスターリングシルバー」と思い込まず、年代ごとの素材の違いを確認することが大切です。
記念クラウンとデシマル化後の25ペンス/5ポンド
20世紀に入ると、クラウン銀貨は流通用としてはあまり使われなくなり、王の戴冠や在位記念、戦勝記念といった国家的イベントのために発行される「記念クラウン」が中心となります。 ジョージ5世の「リースクラウン」、ジョージ6世やエリザベス2世の戴冠記念クラウン、チャーチル記念クラウンなどが代表例です。
1971年のデシマル化(十進法移行)後は、従来のクラウンに相当するサイズのコインが「25ペンス」として発行されました。 さらに1990年以降は、額面が5ポンドに引き上げられ、同じくクラウンサイズの「5ポンド銀貨」が、各種記念コインとして発行され続けています。 現代の5ポンド銀貨は、実質的に「クラウンの後継」のような存在と捉えられることも多いです。
編集部の視点: 収集歴の浅い方にとっては、「銀クラウン」「25ペンスクラウン」「5ポンド銀貨」が別物に見えがちですが、 サイズと位置づけを横並びにして整理すると、「歴史のどこに自分の1枚がいるのか」が理解しやすくなります。
なお、イギリスコイン全体の人気を支える背景には税制や歴史的信頼など複数の要因があります。 その点については、〖衝撃〗イギリスコインが人気の本当の理由とは?知られざる税制の裏側に迫るで詳しく解説しています。
コレクターに人気の代表的なクラウン銀貨
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世界一美しいと評されるゴシッククラウン

クラウン銀貨の代表格として必ず名前が挙がるのが、ヴィクトリア女王のゴシッククラウン銀貨です。 若き女王の横顔と、ゴシック体の銘文、盾が十字に組まれた裏面など、あらゆる要素が高い完成度でまとまっており、 「銀貨の中で世界一美しい」と評されることも少なくありません。
ただし、ゴシッククラウンは種類や状態によって価格差が非常に大きく、一部の試鋳貨や特別なバリエーションは、上級者向けのマーケットで取引されます。 いきなりここから入ると、予算面・真贋面でハードルが高くなりがちです。 詳細なバリエーションや希少度については、〖今さら聞けない〗ゴシッククラウン銀貨の全種類を徹底解説!で専門的に解説しています。
ヴィクトリア期クラウンとジョージ5世「リースクラウン」

ヴィクトリア女王時代には、ゴシック以外にもヤングヘッドやジュビリーヘッド、オールドヘッドといった肖像のクラウン銀貨が存在します。 これらはデザインの好みや発行年によって価格が変わりますが、ゴシッククラウンほど極端に高額にならない個体も多く、歴史的な雰囲気を楽しみやすい分野です。
20世紀に入ると、ジョージ5世の「リースクラウン」が登場します。 裏面にリース(花冠)が描かれたデザインで、1927〜1936年の一部年号は発行枚数が非常に少なく、コレクターに人気があります。 ただし、希少年号は市場にあまり出てこないため、価格だけでなく状態・真贋の確認も重要です。

「希少性・グレード・人気」という3要素が価格にどう影響するかについては、 値上がりするアンティークコインの見分け方|希少性・グレード・人気の3要素を徹底解説も参考になります。
エリザベス2世以降の記念クラウン(チャーチルなど)

エリザベス2世時代には、戴冠記念クラウンや、チャーチル元首相を描いたクラウンなど、記念色の強いクラウンが数多く発行されました。 多くは白銅製で発行枚数も多いため、アンティークというより「記念コイン」「モダンクラウン」に近い位置づけです。
こうした記念クラウンは、価格面では比較的手頃なものも多く、「大型コインを手にしてみたい」「デザインを楽しみたい」という目的であれば、入門用として検討しやすい選択肢です。 一方、「将来的な値上がり」を期待しすぎると、期待とのギャップを感じやすい分野でもあります。
編集部の視点: 収集歴1年未満の方には、「アンティーク感のあるヴィクトリア期〜ジョージ5世のクラウン」と、「記念色が強いエリザベス2世以降のクラウン」を分けて考えると、自分の好みと予算のバランスを取りやすい印象があります。
超希少な銀貨がどのような世界観なのかに興味がある方は、クラウン銀貨ではありませんが、 〖衝撃〗世界に1〜2枚!?R7評価の1927年1シリング銀貨マットプルーフの魅力を徹底解説!も参考になるかもしれません。
初心者のためのクラウン銀貨の選び方3ステップ

まず「目的」を決める:鑑賞・収集・資産分散
クラウン銀貨に限らず、アンティークコインを選ぶ際に大切なのは、「自分は何を一番重視したいのか」をあらかじめ言語化しておくことです。 大まかには、次のようなパターンが考えられます。
- デザイン・歴史をじっくり鑑賞したい(鑑賞重視)
- シリーズを揃えたり、特定の時代・君主を集中的に集めたい(コレクション重視)
- 資産分散の一部として、現物資産を少し持っておきたい(資産分散重視)
たとえば「まずは大型銀貨の迫力を味わいたい」という鑑賞重視であれば、比較的手頃な記念クラウンや、状態の良い一般年号のクラウンを選ぶのも一案です。 一方で、「長期的に落ち着いて保有したい」というニーズが強ければ、歴史的・美術的評価が確立しているクラウンを、無理のない範囲で検討することになります。
アンティークコイン投資全般の考え方については、 アンティークコイン投資完全ガイド:初心者が失敗しない始め方と成功への9つのステップや 〖初心者必見〗アンティークコイン投資で失敗しないための7つの鉄則(最新版)も参考になります。
グレード・鑑定・鑑定機関の見方
クラウン銀貨はサイズが大きいため、打刻の弱さや摩耗、ヘアライン(細かい線傷)が目につきやすいコインでもあります。 そのため、同じ年号・同じタイプでも、状態によって印象が大きく変わり、価格にも大きな差が出ます。
初心者のうちは、PCGSやNGCといった主要鑑定機関で評価されたコイン(スラブ入り)を選ぶと、真贋面での安心感が得やすくなります。 ただし、鑑定コストが上乗せされるため、予算とのバランスを見ながら、「1枚目は鑑定付き」「慣れてきたら生コインも検討」といったステップを踏むのも一つの方法です。
なお、「ピカピカに磨かれたように見えるコイン」は、一見綺麗でも本来のオリジナル面が損なわれている場合があります。 クリーニングの問題については、 〖絶対NG〗アンティークコインに絶対やってはいけないこととは?で詳しく解説しています。
予算と優先順位の決め方
予算を考える際に重要なのは、「現在の資産の何割までなら、長期的にコインに振り分けても生活に影響がないか」を冷静に整理することです。 そのうえで、クラウン銀貨にどの程度配分するかを決めると、他の金貨や別の資産とのバランスも取りやすくなります。
- まずは入門向きのクラウンを1〜2枚保有して感覚を掴む
- その上で、よりこだわりの強い1枚(ゴシックなど)に向けて少しずつ情報と予算を貯める
- 無理に「一度に揃えよう」とせず、時間を味方につける
編集部の視点: 収集歴が浅い段階では、「予算ギリギリの高額品を1枚」よりも、「余裕資金内での中価格帯を複数枚」の方が、結果的に満足度が高いと感じる方が多い印象があります。
クラウン銀貨の相場感と価格に影響する要素

銀相場とアンティークプレミアム
銀貨である以上、クラウン銀貨にも銀地金価格の影響は少なからずあります。 ただし、アンティークとしてコレクター需要があるタイプでは、実際の取引価格の多くは「銀の価値+プレミアム」で構成されており、 銀価格の上下だけで説明しきれない動きをすることも少なくありません。
一方で、白銅製の記念クラウンなどは銀の含有量がないため、地金価格とは直接連動せず、ほぼデザイン・人気・発行枚数による需要供給のバランスで価格が決まります。
年号・種類・発行枚数による違い
クラウン銀貨の中には、発行枚数がごく少ない年号や、特別なデザイン・記念テーマを持つものがあり、そのようなコインにはプレミアムが付きやすくなります。 ジョージ5世のリースクラウンの一部年号などは、その典型的な例です。
ただし、発行枚数が少ないからと言って必ずしも人気が高いとは限らず、デザインの好みや歴史的な文脈も価格に影響します。 そのため、単純に「発行枚数の少ないものだけを追いかける」のではなく、自分が魅力を感じるかどうかも含めて総合的に判断することが大切です。
オークション記録の読み方と注意点
オークション結果は、クラウン銀貨の市場動向を知るうえで参考になりますが、いくつか注意点もあります。
- 単発の高値は、その時点での特殊な需要(特定コレクター同士の競り合いなど)の影響も受ける
- 状態や由来(プロヴェナンス)が価格を大きく押し上げているケースがある
- 手数料や為替の影響を含めた実質コストを把握する必要がある
編集部の視点: 相場を把握する際は、複数のオークション結果や価格情報を期間を空けて眺める方が、「雰囲気」を掴みやすいと感じるコレクターが多い印象です。 また、「価格を理由に好きなコインを避け続ける」と収集そのものが楽しめなくなりやすいため、あくまでバランスが重要です。
クラウン銀貨とソブリン金貨・5ポンド金貨の違い

額面・サイズ・金属の違い
| 種類 | 額面 | 直径の目安 | 金属 |
|---|---|---|---|
| クラウン銀貨 | 5シリング(旧)/25p/5ポンドなど | 約38〜38.6mm | 銀または白銅など |
| ソブリン金貨 | 1ソブリン(1ポンド相当) | 約22mm | 金(一般的に22金) |
| 5ポンド金貨(クインタプルソブリン) | 5ポンド | 約36mm前後 | 金(一般的に22金) |
このように、サイズだけを見るとクラウン銀貨と5ポンド金貨はかなり近く、「大型コインを手にしている感覚」は共通する部分があります。 一方で、金属や額面の違いから、価格帯や市場での扱われ方は大きく異なります。
市場規模と流動性の違い
ソブリン金貨や5ポンド金貨は、金地金やコレクター市場の両方で需要があり、比較的市場参加者も多いコインです。 一方でクラウン銀貨は、金属価値よりもデザインや歴史的背景を重視するコレクターが中心で、特定のタイプに需要が集中する傾向があります。
そのため、「換金性を最優先するならソブリン金貨」「コレクション性やデザイン性を重視するならクラウン」というように、 自分の目的に応じて優先順位をつけるのが合理的です。
ソブリン金貨と5ポンド金貨の関係や選び方については、 〖基礎知識〗ソブリン金貨と5ポンド金貨の関係とは|初心者向けイギリス金貨入門ガイドや 〖完全保存版〗ソブリン金貨とは?もご参照ください。
ポートフォリオの中での役割の違い
資産全体の中でコインの位置づけを考えるとき、ソブリンや5ポンド金貨は「比較的換金性のある現物資産」、クラウン銀貨は「鑑賞性・収集性の高い趣味的資産」として捉えられることが多いです。
編集部の視点: 収集歴の浅い段階では、「まずはソブリンや5ポンド金貨で金の現物資産に慣れつつ、 並行してクラウン銀貨でデザイン・歴史を楽しむ」というスタイルが、バランスの良い入り方だと感じる方が多い印象です。
5ポンド金貨の歴史や魅力を整理したい方は、 今さら聞けない5ポンド金貨の知識 – クインタプルソブリンの歴史もおすすめです。
失敗しないクラウン銀貨との付き合い方(保管・偽物・売却)

保管・クリーニング・輸送の基本
クラウン銀貨は表面積が大きいため、小さな傷や変色でも目立ちやすくなります。 手で直接触れると皮脂や汗が付着し、長期的にはシミや変色の原因になることもあるため、スラブやカプセル越しに扱うのがおすすめです。
また、光沢を出そうとして強く磨いたり、市販の研磨剤を使うことは、絶対に避けた方が無難です。 一度強く磨かれたコインは、専門家から「クリーニング済み」「オリジナル面が失われている」と判断され、将来的な評価に悪影響を与える可能性があります。
コインの保管方法や「やってはいけないこと」については、 〖絶対NG〗アンティークコインに絶対やってはいけないこととは?もあわせてご覧ください。
偽物・加工品・問題コインの見分け方
クラウン銀貨はサイズが大きく見栄えも良いため、偽物や過度な修正・加工が施されたコインも一定数存在します。 特に高額なゴシッククラウンや希少年号のリースクラウンなどは、真贋の確認がより重要です。
- 信頼できるディーラーやオークションハウスから購入する
- 主要鑑定機関(PCGS・NGCなど)の鑑定済みコインを優先する
- 「やけに安い」「説明が曖昧」なものには慎重になる
編集部の視点: 収集歴が浅いうちは、「少し高くても安心できるところから買う」ことが、長期的には結果として安くつくケースも多いと感じます。 真贋に不安を抱えたまま保有し続けるストレスを考えると、安心料という観点も重要です。
売却・出口戦略の考え方
コインを購入する際には、「どこに・どのように売却できるか」をあらかじめイメージしておくことも、リスク管理の一部です。 専門ディーラー、オークション、個人間売買など、ルートによって手数料やスピード、必要な知識のレベルが異なります。
分散やリスク管理の考え方は、 〖アンティークコイン投資の鉄則〗資金を全部コインに使うのは絶対NG。その理由と正しい分散戦略や アンティークコイン投資のリスク完全ガイド|流動性・偽物・盗難など5つの注意点でも詳しく解説しています。
クラウン銀貨についてよくある質問(FAQ)

Q1. クラウン銀貨はどれくらいの予算から始められますか?
具体的な金額は市場状況や為替によって変動しますが、白銅製の記念クラウンや、ごく一般的な年号のクラウンであれば、比較的手頃な範囲から検討できることが多いです。 一方、ゴシッククラウンや希少なリースクラウンなどは、入門用とは言い難い価格帯になる場合もあります。
Q2. 初めてクラウン銀貨を買うなら、どこで購入するのが良いですか?
一般論としては、信頼できる専門ディーラーや、実績のあるオークションハウスを通じて購入する方法が、安全性の面で優れています。 オンラインのフリマサイトなどは、掘り出し物がある一方で真贋リスクも高く、初心者にはあまりおすすめしにくい面があります。
アンティークコイン投資全般の始め方については、 初心者でも5分で理解!アンティークコイン投資の始め方〖儲かる理由と失敗しない為の鉄則〗もご覧ください。
Q3. ゴシッククラウンは初心者でも買って大丈夫ですか?
予算と知識が十分にあり、信頼できるルートから慎重に選ぶのであれば、初心者でも購入自体は可能です。 ただし、種類や状態による価格差が非常に大きく、偽物や問題コインも一定数存在するため、「1枚目のコイン」としては難易度が高い分野とも言えます。
まずは別のクラウン銀貨やソブリン金貨などで経験を積み、そのうえで「いつかの目標」としてゴシッククラウンを検討する、というステップを踏む方も多いです。
Q4. クラウン銀貨は投資対象としてどう考えれば良いですか?
クラウン銀貨は、歴史的・美術的な魅力が強いコインであり、「必ず値上がりする投資商品」というよりは、「楽しみながら保有する現物資産」として考える方が、実態に近いと言えます。
ポートフォリオ全体の分散にどう組み込むかについては、 アンティークコイン投資とは:ポートフォリオの分散と安定性をもたらす資産戦略や どっちを買うべき?モダンコイン・アンティークコイン比較|投資初心者が知るべき予算別ポートフォリオ戦略も参考になります。
Q5. 税金や申告について心配です…
税制は国や地域、個々人の状況によって異なります。 本記事では具体的な税務アドバイスは行っておらず、最終的な判断は税理士など専門家へご相談いただく必要があります。 ただし、税制がイギリスコイン人気の一因になっている側面もあるため、背景を理解したい方は 〖衝撃〗イギリスコインが人気の本当の理由とは?知られざる税制の裏側に迫るを一度読んでおくと良いでしょう。
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クラウン銀貨まわりの用語集
- クラウン(Crown)
- イギリス旧貨幣制度における5シリング(1/4ポンド)に相当する大型硬貨。銀貨が主ですが、金クラウンも存在しました。
- ハーフクラウン(Halfcrown)
- 2シリング6ペンスに相当する硬貨。クラウンの半分の額面で、日常生活ではこちらの方が実用的だったと言われます。
- スターリングシルバー(Sterling Silver)
- 銀品位92.5%の銀合金。19世紀〜20世紀初頭の多くのイギリス銀貨に用いられました。
- プルーフ(Proof)
- 鏡面のような仕上がりとシャープな打刻を特徴とする特別仕上げ。収集用・贈呈用として少数が製造されます。
- カメオ(Cameo)
- プルーフコインで、鏡面の地に対してモチーフ部分がマットに浮き上がるようなコントラストを持つ状態を指します。
- デシマル化(Decimalisation)
- 1971年に実施された、イギリス通貨の十進法への移行。これにより、£・s・dから現在の£・p体系へと変更されました。
- 5ポンド銀貨
- 1990年以降、主に記念目的で発行されている5ポンド額面の大型コイン。サイズはクラウン銀貨と同じで「現代のクラウン」として扱われます。
旧貨幣制度の全体像や他の額面コインについて詳しく知りたい方は、 1ポンド=240ペンス?イギリス旧貨幣制度の全て|ペンス・シリング・フローリン・クラウン・ソブリンまで完全解説や 初心者必見!おすすめモダンコイン5選+番外編|投資価値とコレクション性を専門家が解説もあわせてご覧ください。












