【意外と皆知らない!?】ソブリン金貨の歴史と5ポンド金貨との関係を徹底解説!

【意外と皆知らない!?】ソブリン金貨の歴史と5ポンド金貨との関係を徹底解説!

「イギリスのコイン収集ってソブリンから始まるって本当?」
「5ポンド金貨って、そもそもどんなコインなの?」

この記事では、そんな疑問にお応えすべく、ソブリン金貨の歴史や基本スペックから、5ポンド金貨との関係・違いまで、じっくりお話しします!
これを読めば、アンティークコイン・モダンコインの理解がぐっと深まりますよ。

1. ソブリン金貨の誕生と歴史

ソブリン金貨が誕生したのは1817年
イギリス造幣局が、ロンドン塔からロイヤルミントへ移転し、新たに導入されたジェームズ・ワットの蒸気機械を活用して発行されました。

裏面の有名な「聖ジョージの竜退治」のデザインも、この年に誕生しました。
ベネデット・ピストルッチによるこのデザインは、今でも英国金貨の象徴です。

2. ソブリン金貨の基本スペック

ソブリン金貨のスペックは:

  • 重量:7.98g
  • 額面:1ポンド
  • 金品位:22金(約91.7%)
  • サイズ感が扱いやすく、コレクション性に優れる

発行当初から22金を使用し、耐久性と美しさを両立させています。
イギリス本国でも、日常的に小さい金貨を集める習慣が続いているのが特徴です。

3. 5ポンド金貨とソブリンの深い関係

実は、よく目にするヤングエリザベス・ミドルエリザベスといった5ポンド金貨。
これらは全てソブリン金貨の拡大版とも言えます。

✔️ 重量はソブリンの5倍の39.94g
✔️ 金品位は同じく22金
✔️ デザインもソブリンと同じ聖ジョージの竜退治

つまり5ポンド金貨=5ソブリン(Quintuple Sovereign)とも呼ばれ、ソブリンの系譜を色濃く引き継いでいるのです。

実際にNGCのスラブにはソブリンは”SOV”と表記され、5ソブリンは”5SOV”と表記されます。

4. クラウン金貨系統との違い

しかし全ての5ポンド金貨が5ソブリンではありません。
例えば、ダイアナ妃追悼金貨(1999年)などは、ソブリン系統ではなくクラウン銀貨の系譜から派生しています。

この系統の5ポンド金貨は:

  • 発行初:1990年「エリザベス皇太后生誕90周年記念」
  • 直径が38.61mmと5ソブリンより若干大きい
  • 若干薄い仕様のため、重量は5ソブリンと全く同じ39.94g

つまり、ソブリンから派生する5ポンド金貨、クラウンから派生5ポンド金貨という2つの違いが同じ5ポンドの間にもあるのです。

5. コレクションにおける魅力と価値

ソブリン金貨の魅力は、単なる投資価値だけではありません。
「小さい金貨であるからこそ、1枚ずつ収集していく楽しみがある」ところも人気の理由です。

実際、イギリスでは5ポンドよりもソブリンの方が大衆に知られています。
世界中で愛されるソブリンを知ることで、5ポンド金貨やモダンコイン収集の世界がさらに広がります。


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また次回の記事でも、アンティーク・モダンコインの面白さをお伝えしますのでお楽しみに♪

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