1903年エドワード7世 ソブリン金貨 PCGS MS62

1903年発行のエドワード7世ソブリン金貨は、英国王立造幣局により鋳造された流通用金貨で、エドワード7世在位期間（1901〜1910年）の初期にあたる一枚です。表面には国王の右向き肖像が描かれており、彫刻家ジョージ・ウィリアム・デ・サールによる力強く威厳あるデザインが採用されています。

裏面には、彫刻家ベネデット・ピストルッチによる伝統的な「聖ジョージと竜」の意匠が刻まれており、近代ソブリン金貨における象徴的なデザインとして定着しています。構図のバランスと躍動感のある彫刻が高く評価されています。

本品はPCGS鑑定でMS62と評価されており、わずかな微細接触跡はあるものの、光沢とシャープなディテールを保持した高品質の未使用金貨です。1903年銘はエドワード7世期の中でも安定した需要があり、投資・収集の両面で人気を誇る年号のひとつです。