1817年ジョージ3世 ソブリン金貨 PCGS AU58

1817年発行のジョージ3世ソブリン金貨は、英国が金本位制へ移行するきっかけとなった「Great Recoinage（大貨幣改鋳）」により導入された新ソブリンシリーズの初年銘です。この金貨は、名目価値1ポンドの法定通貨として発行された最初の近代的ソブリン金貨であり、歴史的に非常に重要な位置づけを持ちます。

表面にはジョージ3世の右向き肖像が描かれ、彫刻はベネデット・ピストルッチによるものです。裏面には、躍動的な「聖ジョージと竜」のデザインが採用され、以後のソブリン金貨の基礎となる図案として高く評価されています。

本品はPCGS鑑定でAU58と評価されており、わずかな摩耗があるものの、鋭いディテールと豊かな光沢を保った極めて優れた準未使用の状態です。1817年はシリーズ初年度であり、コレクターや歴史的金貨愛好家にとって極めて人気の高い年号です。