1817年ジョージ3世 ソブリン金貨 PCGS AU53

1817年発行のジョージ3世ソブリン金貨は、英国の「Great Recoinage（大貨幣改鋳）」によって導入された、近代ソブリン金貨シリーズの初年度銘です。この年は、金本位制への移行を象徴する重要な発行年であり、ソブリン金貨の歴史における転換点とされています。

表面には、国王ジョージ3世の右向き肖像が描かれており、彫刻は著名な彫刻家ベネデット・ピストルッチによるものです。裏面には、同じくピストルッチが手掛けた「聖ジョージと竜」の力強い構図が採用され、以降の英国ソブリン金貨の伝統となっています。

本品はPCGS鑑定でAU53と評価されており、軽度の摩耗はあるものの、主要なデザインや輪郭をしっかりと保持した良好な準未使用品です。1817年銘はシリーズ初年度として収集家から高い評価を受けており、市場でも常に高い需要があります。