ヤングエリザベスの全てが分かる!ヤングエリザベス5ポンド金貨(1980–1984)完全ガイド

ヤングエリザベス5ポンド金貨

こんにちは。ソブリンハブの江村です!

英国の金貨コレクションの世界で、「ヤングエリザベス5ポンド金貨(Quintuple Sovereign / 5 Pounds)」は、若年期(第二肖像)のエリザベス2世を表すアーノルド・メイシン(Arnold Machin)による肖像と、裏面にピストルッチ(Benedetto Pistrucci)のセントジョージ退治を据えた堂々たる存在感で、いまも根強い人気を誇ります。本稿では、1980年・1981年・1982年・(1983年)・1984年という「ヤングエリザベス5ポンド金貨」を、年号別の発行事情・鑑定市場での人気・投資(収集)価値の見通しまで徹底的に掘り下げます。

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ついに販売開始!【70確約プラン】2026年発行エリザベス2世生誕100周年記念「The Second Effigy」ヤングエリザベス5ポンド金貨の魅力と価値

1. 「ヤングエリザベス5ポンド金貨」の基本仕様

ヤングエリザベス5ポンド金貨
  • 額面:5ポンド(クインタプル・ソブリン)
  • 品位:22金(.9167)
  • 総重量:39.94g(純金量は36.61g)
  • 直径:36.02 mm
  • 表面:エリザベス2世 第二(ヤング)肖像/デザイナー:Arnold Machin
  • 裏面:聖ジョージの竜退治/デザイナー:Benedetto Pistrucci
  • 製造:ロイヤルミント
  • 発行年:1980–1982年、1984年(1983年は未発行)
5ポンド金貨=クインタプル・ソブリンは、伝統のソブリン金貨(1ソブリン)を5枚分に相当させた大型金貨。仕様は22金・39.94g・36.02mm

2. 年号別の発行経緯と発行枚数(概要表)

ヤングエリザベス5ポンド金貨3枚組
年号 形態 記事・補足 発行枚数(Proof/BU)
1980 プルーフ(セットのみ) 4枚組ソブリン・プルーフセットに5ポンドが同梱。近代再開の幕開け 10,000(プルーフ)
1981 プルーフ(単体&9枚組セット) 1902年以来、5ポンド金貨の個別発行が再開。第二肖像×セントジョージ継続 5,400(合計:単体3,320+セット2,080)
1982 プルーフ(セットのみ) 4枚組ソブリン・プルーフセットに同梱。群を抜く少数 2,500(プルーフ)
1983 未発行(空白年)
1984 プルーフ(単体&3枚組セット)/BU(カード入り) 第二肖像期の掉尾。BUも同年のみ登場 プルーフ:8,000(内訳:単体905+セット7,095)/BU:15,104

※上記の数値は、Numista に整理された年号別の内訳および各ディーラー・ミント情報を突き合わせて構成。1984年のBU 15,104はディーラー資料で明記。

  • 1980=10,000(Proof):4枚組プルーフセットの構成要素として復活。
  • 1981=5,400(Proof合計):個別販売の復活年。
  • 1982=2,500(Proof):セット同梱のみで最少。
  • 1983=未発行
  • 1984=Proof 8,000(内、単体905/セット7,095)+BU 15,104:1984はプルーフに加えてBU(カード入り)も存在し、BUは年号左側に”U刻印”が付く。

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3. 年号別の深掘り解説

1980年:近代再開の号砲—「セット同梱」だからこそ映える最初の1枚

1980年ヤングエリザベス4枚セット

ポイント

  • 4枚組プルーフ・ソブリンセット(1/2・1・2・5ソブリン)に同梱された形で復活。発行枚数10,000は、のちの年に比べれば多めだが、完全鑑定(PF70)級は難しいという市場傾向が知られる。
  • 仕様は22金・39.94g・36.02mm。表はメイシン第二肖像、裏はピストルッチの名作。

人気と相場感

  • コレクターの間で”近代再開の起点”としてのシンボリックな価値が評価され、高鑑定(PR69/70)に強いプレミアムが乗る傾向。PF70が「極めて取りづらい」という言及も流通市場に見られる。

投資・収集の視点

  • 部分的に発行量は多いが、オリジナル箱・COA完備やハイグレードは今後も評価が安定。
  • 「セット由来」ゆえにセット完品はさらに希少性が増す。

1981年:個別販売の復活—1902年以来という歴史的ハイライト

1981年ヤングエリザベス5ポンド金貨単体

ポイント

  • 9枚組プルーフにも含まれ、単体プルーフでも販売。合計5,400枚(単体3,320+セット2,080)とされる。
  • ロイヤルミントの公式説明では、“1902年以来、初めて英国で5ポンド金貨が発行された年”と位置づけられる(=セット同梱の1980に対し、「個別発行としての復活」という意味合い)。

人気と相場感

  • 5,400枚という少ない発行枚数であるため、最高鑑定品は80年より高値を付けていたが、近年は80年の方が高く取引される傾向にある。ある意味今が買い時な年号。

投資・収集の視点

  • 少数発行であるが故、長期でも評価が崩れにくい典型。
  • 将来、80年の最高鑑定と同レベルまで値段が上がるのかに注目したい一枚。

1982年:数量最少の本命—”2,500枚”が物語る希少性

1982年ヤングエリザベス5ポンド金貨PF70UC

ポイント

  • 4枚組プルーフセットのみでの展開。発行枚数はわずか2,500枚と、1980–84期で最少。
  • 仕様や意匠は継続(第二肖像/セントジョージ)。

人気と相場感

  • 数量要因の強力さから、コレクター間では「最難関の1枚」として評価が高い。供給の薄さゆえ、状態の良い個体は常に買い手が付きやすい。

投資・収集の視点

  • 5ポンド(ヤングエリザベス)を年号コンプリートで狙う人にとって最大のハードル。
  • “2,500枚”という絶対数の小ささは、長期での需給タイト化を後押し。

1983年:空白年—発行は行われず

1983年は欠番。

1984年:プルーフ再開+BU同年実施、市場での”二層構造”

1984年ヤングエリザベス5ポンド金貨BUカード

ポイント

  • プルーフは合計8,000枚(単体905+3枚組セット7,095)。さらにBU(Brilliant Uncirculated)版が15,104枚でカード入りとして流通。
  • BUには”U刻印”が年号左に入る個体が知られ、識別ポイントになる。

人気と相場感

  • プルーフ8000枚は1980年の次に多く、ヤングエリザベス5ポンド金貨の中で一番低い価格で取引される。
  • BU 15,104はプルーフに比べ供給が多く、投資(地金に近い)視点での入り口としても選びやすい。

4. 仕様・意匠の魅力:第二肖像×ピストルッチの王道

1980年ヤングエリザベス5ポンド金貨裏面

ヤングエリザベス5ポンド金貨は、メイシン第二肖像の清新さと、ピストルッチの古典的名作が相まって、「伝統×端正」という英国金貨の王道を体現します。いずれの年号も22金・39.94g・36.02mmの定番規格で、視覚的な存在感と重量感は格別。収集棚での”主役”になりうる迫力が、このシリーズの根強いファン層を支えています。


5. 発行枚数からみる「人気の序列」

ヤングエリザベス5ポンド金貨斜め

希少性(=人気化しやすさ)は、一般に発行枚数の少なさ×市場在庫の薄さで測れます。ヤングエリザベス(1980–84)での相対序列は概ね以下のイメージです。

  • 1) 1982(2,500枚/Proof Setのみ) …「ヤングエリザベスの最難関」。流通個体の質も玉石混交で、高鑑定は特に稀。
  • 2) 1981(合計5,400枚):発行枚数5,400枚という数字も効いて人気高。
  • 3) 1984(Proof計8,000/BU 15,104) …一番安く入手が可能なため狙い目。BUは投資入門向け。
  • 4) 1980(10,000) …初年号としての人気+PF70の難しさがプレミアム要因。81年と2番人気を争う年号。

※1983は未発行。


6. 鑑定グレードとプレミアムの現実

1981年ヤングエリザベス5ポンド金貨裏面斜め
  • PF69 / PF70(UC/DCAM)などの最上位鑑定は、同年内でも突出したプレミアムを生みやすい。特に1980年PF70は「なかなか付かない」との市場コメントがあり、同年のTOPグレードは希少。

7. 投資(収集)価値の考え方:ヤングエリザベス5ポンド金貨の「強み」と「留意点」

1984年ヤングエリザベス5ポンド金貨BUズーム

強み

  1. 明確な年代ヒストリーと伝統意匠
    1980の復活、1981の個別発行再開、1983の欠番、1984のBU—選択幅が広く、コレクション軸を作りやすい。
  2. 発行枚数のメリハリ
    1982=2,500、1981=5,400、1984(Proof)=8,000、1980=10,000という序列が、人気の目安になりやすい。
  3. 英国金貨の王道スペック(22金・約1.1771oz)
    金地金としても重厚感があり、視覚×実物価値の二軸で満足度が高い。
  4. BU(1984)というエントリー口
    1984年BU 15,104の存在は、予算に応じた段階的な参入を可能にする。

8. 年号別・購入戦略の実例

1981年ヤングエリザベス9枚セット

「まずは1枚」:1984 BUから入る

  • 理由:供給が比較的多く、価格帯が抑えめ。視覚的迫力は同じ。
  • 次の一手:状態の良い1980または1981へ。

「希少性重視」:1982(2,500枚)を最優先で

  • 理由:最少発行枚数は将来も需要が揺らぎにくい。

「鑑定トップ狙い」:1980 PF70は”難易度”が魅力

  • 理由:”PF70が付きにくい”という市場実感がプレミアムの源泉。
  • 注意:価格の上振れ・下振れが起こりうるため、入札レンジの見極めが鍵。

9. よくある質問Q&A

Q1. 1980と1981、なぜ”最初”の扱いが2つあるの?

A. 1980は「4枚組プルーフセットに同梱」としての再開、1981は「個別販売としての再開(1902年以来)」という別々の”最初”を指します。どちらも歴史的意義がある点が、この時期の面白さ。

Q2. 1983年は本当に存在しない?

A. 未発行が正解。主要資料は1980–1982、1984–現在の並びで記述しています。

Q3. 1984年はなぜBUが出たの?

A. 正式な理由は公表資料で一義的に示されていませんが、カード入りBU(15,104)という比較的流通量の多い仕様を同年に供給したことで、投資・記念購入層への裾野を広げたと考えられます。


10. まとめ:ヤングエリザベス5ポンドの到達点

  • 伝統意匠×大型22金という普遍の魅力に、再開史(1980/81)・欠番(1983)・希少年(1982)・併存仕様(1984)が絡み合い、選択の幅が同じシリーズの中でも広がっています。
  • 発行枚数の”明確な階層”と鑑定トップの取りにくさ(1980 PF70など)が、いまなおコレクター心理と価格形成を支えています。

推奨アプローチ:

・エントリーは1984 BUやPF69の1980から。
・中核は1981(個別発行復活年)最高鑑定。
・資金に余裕のある方は1982(2,500枚)一択


おわりに

ヤングエリザベス(1980–1984)の5ポンド金貨は、年号ごとに”語れる要素”が非常に多いシリーズです。発行形態・枚数・仕様差・鑑定動向を立体的に把握すれば、コレクションの満足感はもちろん、長期の資産価値という観点でも無理のない戦略設計が可能になります。まずは自分の優先軸(希少性/由緒/状態/予算)を定め、一枚ずつ「物語」を揃えていきましょう。

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