極めて希少な1958年ギリック・ソブリン金貨SP67をご紹介
こんにちは、ソブリンハブの江村です。今回は、過去20年でわずか5枚ほどしか市場に出ていないとされる、極めて希少な1958年ギリックソブリン金貨について詳しくご紹介いたします。
この記事で分かること
- 1. ギリック・ソブリン金貨とは何か?
- 2. SP67という鑑定評価の意味と価値
- 3. ベントレー・コレクションの背景と影響
- 4. 通常品との違いを画像で比較
- 5. カタログ記載情報から見る希少性
- 6. 購入方法
1. ギリックソブリン金貨とは?
1958年に発行されたこのソブリン金貨は、彫刻家メアリー・ギリックが手掛けたエリザベス2世の肖像が特徴です。ギリックのデザインは、若き日の女王の姿を柔らかく写し出したものとして知られています。今回紹介する金貨には、サテン仕上げが施されており、非常に珍しいバリエーションです。
2. SP67という最高評価の意味
コインの評価で使われる「SP」は「スペシメン(Specimen)」を意味し、通常の流通用金貨(MS:ミントステート)やプルーフ(PF)とは異なる特別な製造方法で仕上げられたものを指します。その中でも「SP67」は極めて高い評価で、表面の保存状態、輝き、傷のなさが評価された証です。

3. ベントレー・コレクションの由来
この金貨は、2013年に開催された世界的に有名なベントレー・コレクションのオークションで出品されたものです。ベントレー・コレクションとは、イギリスのある著名コレクターが生涯をかけて集めた極めて高品質なソブリンコインのコレクションで、その信頼性と価値は折り紙付きです。コイン自体にこのコレクションのスラブが付属することで、10%〜20%のプレミアムが市場で加わることもあるほどです。
4. 通常品との比較で分かる希少性
画像比較では、通常のソブリン金貨と比べて、SP67の金貨は圧倒的な美しさを放ちます。特に注目すべきは、顔や髪の毛、馬の筋肉といったディテールの立体感。ズームすると、通常品では見落とされがちな彫刻の深みが一目瞭然です。さらに、傷のなさとマットながらも上品な光沢が、この金貨の格別さを物語っています。
SP貨

通常貨

5. カタログの記述から分かる価値

このコインはオークションの公式カタログで以下のように記載されています:
Extremely rare Elizabeth II SP Matte Finish Sovereign Dated 1958
本品は均一で質感あるマット仕上げで打刻されており、若き日のエリザベス女王を描く。表にはメアリー・ギリックの「MG」刻印、裏にはピストルッチのデザインによる聖ジョージの彫刻。重量は7.98g。
さらに重要なのは、ソブリン収集家のバイブルとも言える「マーシュ・カタログ」にも記載がないほどのレアな存在であるということ。記録にすら残っていないこの金貨は、まさに幻とも言える一品です。
6. 購入方法
このような貴重なコインを入手する機会は滅多にありませんが、ソブリンハブでは英語不要で、イギリス現地から直接仕入れ・検品を行い、日本の皆様へ確実にお届けしています。
まとめ
1958年ギリック・ソブリン金貨SP67は、その美しさ、保存状態、背景ストーリー、いずれもトップクラス。収集家の皆様にとって、まさに夢のようなコインです。これからも希少なコインが入手できた際には動画やブログでご紹介してまいりますので、引き続きご期待ください。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。また次回の特別なコイン紹介でお会いしましょう!